ビル管理(設備管理)、ビルメンテンスの仕事をするあなたへ
ビル管理、ビルメンテナンスの資格だけで
本当に役立つ仕事ができますか?
ビル管理、ビルメンテナンスの仕事は
設備管理、清掃、警備が中心となりますが
設備管理では
楽な現場なら、決まった時間に設備等を点検・検針したり
摩耗した設備の補修をしたりして、
あとの時間は、
ほとんど設備の緊急トラブルが発生するまで
待機するといったように空き時間がとれます。
緊急トラブルが多い現場だと、そのトラブル対処も
ビル管理、ビルメンテナンスの仕事なので
それに空き時間を奪われます。
ビルの設備は電気、空調、ガス、水、消防など
様々な分野のものがありますが、どれも重要なので
トラブル、故障で停止させ続けられません。
ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスの仕事では
専門業者に修理を依頼することができますよね。
だからといってただ点検・管理をしておけば
いいだけではなく、緊急トラブルで早期復旧が
必要な場合は修理、一次対応が必要になることもあります。
専門業者を呼ぶにしても、おおよその故障原因や
対処方法が分かった方が説明しやすくなり
結果、復旧までの時間が短縮されることもあります。
そういったことから
マニュアル通り点検するだけではなく
その設備に関する知識を持ち、
他の人に
説明できる、緊急トラブルの時 早期復旧の
ための適切な行動がとれる技量も必要になります。
そうなると、そのための勉強が必要となってきます。
ビル管理、ビルメンテナンスの勉強として
資格試験の勉強があります。
ビルメン4点セットといわれる
第2種電気工事士(2電工)
危険物取扱責任者乙種4類(乙4)
ボイラー2級技士(2級ボイラー)
第3種冷凍機械責任者(3冷)
や 更なる上位資格になる
ビルメン三種の神器、ビルメン上位3点セット
と呼ばれる
電験三種(三種電気主任技術者)
エネルギー管理士(熱・電気)
ビル管理士(建築物環境衛生管理主任技術者)
など、ビル管理、ビルメンテナンスをする方が
取得を推奨される資格は様々あります。
資格は確かに取得していないと
該当する仕事ができないので必要ではあります。
例えば、照明器具の交換やコンセントの
設置、電源ケーブルの接続などの仕事は
第2種電気工事士(2電工)の資格がないと
やってはいけません。
そして、資格を取得することは
就職・転職に有利となり資格手当を
支給してくれる会社もあります。
資格は非常に重要ではありますが
資格を持っていても実際の仕事ができる人は
非常に少ない、いや いないといっていいかもしれません。
資格の勉強は該当する分野の知識を幅広く学習することは
できますが、現場で行う実務にそのまま
いかせるものは非常に少ないです。
ですので、実際の設備管理の分野で必要とされる
技術は、資格学習以外で習得していく必要があります。
新卒ならまだしも
ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスに中途採用として転職
して入った場合は、研修もない、あるとしても満足いく内容ではない
場合も少なくありません。
そして中途採用でそれなりに年齢がいっている場合は、
自分から何もせず手取り足取り教えてもらうわけにもいきませんので、
独学で学習しなければいけない事情・環境にあるかもしれません。
緊急トラブル時に適切な処置ができないと
オーナーやテナントさんに損害を与えてしまいかねません。
ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスの
待機の仕事は緊急トラブルの対処も目的に含まれています。
ですので、資格学習ではなく他の手段で学習をして
その技量をあげていく必要があるのです。
このサイトでは、ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスに役立つ
一般に電気設備と呼ばれる設備や電気で動く
設備のトラブル対処の勉強法を提案させてください。
電気で動く設備のトラブル・・・
電気は目に見えないから 何が原因か分からない
ビルに設置された電気設備、電気で動く設備は
受変電設備、給排水設備、空気調和設備、
昇降機設備、警報設備など様々あります。
ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスで取得する
電気が絡む資格として、ビルメン4点セットの第2種電気工事士や
ビルメン三種の神器、ビルメン上位3点セットの
第3種電気主任技術者の資格があります。
しかしこれらの資格を勉強しても、現場実務のことまで
勉強できませんので、実際の設備管理の仕事、
緊急時のトラブル対処は無理です。
ですので、しっかりと対応するためには別に勉強が必要となります。
ビルにある設備は、そのほとんどが自動的に稼働します。
その自動化はシーケンス制御で行われています。
ビルの中でシーケンス制御された設備、
分かりやすい例として給水設備があります。
給水設備ですがビルの屋上に水を溜めて
各階に水を供給するための高置水槽が設置されています。
水を使えば高置水槽に溜めた水が減ります。
水が減ったかどうかを監視して水を供給する人が
いなくても自動的に地上からポンプで水を吸い上げて
高置水槽に水を供給していませんか?
あれはシーケンス制御によって自動化されています。。
高置水槽の水が減ると自動的に地上の水中ポンプが
動いて水を吸い上げる、そして十分な量の水が
溜まると自動的に水中ポンプを停止するのです。
同じく水絡みの例では排水もシーケンス制御
で自動化されています。
排水槽に排水が溜まると自動的に排水ポンプが
動作して排水した後自動的に停止しています。
リフトもシーケンス制御で自動化されれいます。
移動させたい階のボタンを押すと動き、
そして自動的にその階に着くと止まります。
他にもヒートポンプ、滅菌、空気調和設備、監視盤
コンベアなどなど電気で自動的に動作する設備にシーケンス制御は
使われるのです。
ですので、ビルの中はシーケンス制御まみれなのです。
参考までに次の記事を読んでみてください。
実際のビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスを
されている方が書いた記事です。
クリックすると、記事を書いたサイトが開きます。
そして、それら設備は故障することもあります。
シーケンス制御が分からなくても、故障で停止した時
電気的な原因か機械的な原因かぐらいは分かるかもしれません。
電気的な原因の場合、設備に電源が入っているか(電気がきているか)
ブレーカーが入っているかぐらいなら少し電気をかじっていれば
分かると思います。
しかし、電源が入っているのに正常動作しない
場合は、どこが原因なのかはシーケンス制御の技術が
ないと分かりません。
上左写真のような盤を制御盤といいます。
一般的にシーケンス制御に必要な部品は
上右写真のようにこの制御盤の中にまとめて取り付けて電気配線します。
その他にも、センサーや電磁弁などは制御盤外部に
取り付けて電気配線します。
部品・機器には寿命がありますので故障します。
部品・機器は沢山ありますが それが1つでも
故障すれば正常に動作できなくなるのです。
ですので、設備故障時は
制御盤内外の沢山の電気機器、部品の
どれが故障しているのかが分からないと復旧はできません。
電気は目に見えないので、見た目で
故障した部品を見つけることはできません。
沢山ある中から、何の手がかりもなく
それを見つけることは不可能です。
調査して復旧するためには
シーケンス制御の技術を身につけ
シーケンス図(電気回路図)を見ながら
調査していくしかありません。
ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスの仕事を
実際にされている方は、シーケンス制御は例え初歩でも知っていると
仕事の役に立つ、
故障時に専門業者に任せるにしても故障原因と対処法を推測できた方が
説明時の説得力や緊急時に自分で試してみてなんとかなることも
あるという方はいます。
実際にビル管理(設備管理),ビルメンテナンスをされている方達が
シーケンス制御の重要性について語っているサイトを
いくつか紹介しておきます。
私は社会人なりたての頃、製造工場で製造ラインの
トラブル処理をする仕事をしていました。
ある夜勤の時止めれない製造装置が突然停止しました。
電源を入れてもしばらくすると すぐに止まるのです。
自分ではどうしようもできないので
上司に電話をしてきてもらいました。
上司はシーケンス図(電気回路図)を見ながら原因をあっという間に
見つけ復旧させてしまいました。
あの時、私に多少でも知見があれば
一次対応、もしくは電話だけで対処できていたかもしれません。
ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスの学習、訓練ができる
場所として職業能力開発センター(ポリテクセンター)
の半年間にも及ぶ講座があります。
その講座の中でもシーケンス制御については
多くの時間を割いて学習、訓練をさせます。
シーケンス制御は資格があるわけではありません。
にも関わらず時間を割くのは、今後 ビル管理(設備管理)
ビルメンテナンスの仕事をしていく上で重要だからです。
シーケンス制御は、ビルの設備の自動化に使われている
だけではなく、工場や様々な施設の機械・設備の自動化に
使われています。
私は製鉄系、車関係、廃棄処理、食品会社など
様々な業種の機械、設備の修理をしていますが
それができるのは、シーケンス制御に関する技術があることも
大きな理由の一つです。
様々な業種の機械・設備の自動化に必須のシーケンス制御の技術があれば
転職にも有利になります。
工場などの設備管理保守では
電気工事士や電気主任技術者の資格だけではなく
電気シーケンスが得意な人は優遇、歓迎という求人はよく目にします。
ビル管理(設備管理),ビルメンテナンスでもシーケンス制御を知っておけば
一次対応などもでき 重宝されやすくなります。
その理由は、ビル管理技術者で制御回路(シーケンス制御)
が分からない人は多いからです。
(やはり、困った事を解決できる希少価値のある人は重宝されます)
自動運転の車、A.I(人口知能)、ロボットなど
世の中はあらゆる分野で自動化の方向に進んでいます。
今は自動化ではない設備も今後自動化されたものに
置き換わる可能性は極めて高いといえます。
自動化のための重要技術である
シーケンス制御を習得しておくことを自信をもって
おすすめできます。
そこで、当方で販売しているシーケンス制御の
入門教材を提案させてください。
この教材はシーケンス制御の基礎と故障対応に
関する内容であります。
既に過去、何十人もビル管理(設備管理)、ビルメンテナンス
をされる方がこの教材が勉強しています。
シーケンス制御の入門教材は通信講座や講習会など
ありますが 他にはない特徴もあります。
ここでは説明しきれませんので 以下をクリックして
入門教材のサイトへ移動して内容を確認して
いただければと思います。
→ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスにも役立つシーケンス制御入門教材
あと、当方では モーターの教材も用意しております。
ビルには空調、水を送るためのポンプなど
様々な目的で多数のモーターが設置されています。
あなたは、モーターの音や電流値の点検の仕事も
されていると思います。
モーターの点検はできても
あなたは設備が故障した時
モーターの故障が原因かどうかまで分かりますか?
もしモーターの故障が原因の場合
モーターの故障にはどういった故障があるのか
それをどう修理するのか分かりますか?
ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスの仕事では
モーターを修理することまでは稀で 専門業者に
依頼すると思います。
しかし、モーターについて何も分かってない
状態だと 専門業者に説明も理解できないし
あなたが他の方への説明することも難しいのではないですか?
ビルメン3種の神器、ビルメン上位3点セットの
第3種電気主任技術者の資格があります。
第3種電気主任技術者の試験にはモーターに関する
出題もあるので、合格者は原理や理論の理解は
できています。
しかし、電気主任技術者の方で分解したモーターを
見たことがない、実務現場で故障判定や修理を
どのようにすればいいか分からず困っている方は
います。
資格取得者なので、しっかりと勉強はしていますが
故障対応等の実務面はまったく分かっていないのです。
当方のモーター教材は、モーターに関する原理や内部構造などの
基本的なことだけではなく、故障対応などについても
解説しています。
この教材も他社にはない特徴があります。
専門業者がやっていることを
ただ見る・聞くだけではなく 自分でも理解してしっかりと
対処がしたい方は 以下をクリックしてください。
このモーター教材について説明したサイトへ
移動します。
→ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスにも役立つモーター入門
先に紹介させていただいたシーケンス制御教材を
学習された方の多くが、このモーター教材も
学習入されています。
仕事引退まで、そこにいれますか?
あなたが、現状に十分満足していたり
電気設備トラブルを他の詳しい人に頼ったり
よく意味は分からないけど、なにかやっていると
対処できたとか、
ごまかしながら 仕事を続けて
いくことに疑問や苦痛を感じていないなら
このままずっと 今のままでいいと思います。
しかし、ごまかしてやっていても一生技術は
上がらないことは分かると思います。
設備トラブルの時、基礎でも習得していれば
専門業者が対処をするにしても、それを見習うことが
でき実践的なスキルを上げることができます。
何も分からない現在のままだと
専門業者や詳しい同僚が何をやっているかが
わからないので ただ見ているだけでスキルは
上がりませんよね。
トラブルは発生して欲しくはないですが
それはスキルや経験値を上げるチャンスでも
あります。
見方を変えれば そのチャンスをみすみす
逃していることになります。
ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスだけではなく
工場や施設などの設備や機械を管理・保全には
シーケンス制御やモーターは必ず絡む重要な
技術です。
あなたが、今の会社で十分満足し定年いや定年後の
再雇用まで安泰で過ごす確信があるならいいですが
年収がいいなど更に条件のいい会社への転職を目指したり
今の会社を辞めないといけない事情が起こった時のことを
安心したいならスキルをあげていくことは大事ですよね。
他に自分を必要としてくれる、行くところがある、
他でも自分は通用する自信があるということは
安心して生活できることにつながりませんか?
紹介させていただきました
シーケンス制御やモーターは資格があるわけでは
ありませんが、
何かの役に立つことができますので
資格だけを持っている使えない人よりも重宝されることは
いうまでもありません。
設備を管理するものとして
一生使える技術を当方の教材で勉強してください。
→ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスにも役立つシーケンス制御入門教材
→ビル管理(設備管理)、ビルメンテナンスにも役立つモーター入門
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後にこのサイトでの文章とあわせて
各入門教材の説明も読んでいただくご負担を
おかけしたことと お詫びいたします。
このサイトだけでは、十分に入門教材の
説明しきれないためですので、ご理解いただけば幸いです。