「PLCを導入したいけど、価格の目安が分かりにくい…」そんな悩みをお持ちではありませんか?
実際、PLCはメーカーや機種、機能によって数万円から数十万円以上まで幅広く、さらにソフトウェアや周辺機器のコストも絡んできます。
本記事では、三菱・オムロン・キーエンスといった主要メーカーの価格目安を整理しつつ、見落としがちな「隠れコスト」まで徹底解説します。
読み終える頃には「単なる価格比較」ではなく、失敗しないための総コスト視点が身につくでしょう。
PLCの価格を左右する5つの基本要素
- I/O点数:入出力の数が多いほど高額。
- CPU性能:処理スピードやメモリ容量で価格差が発生。
- 機能・拡張性:モーション制御や通信機能搭載モデルは高価。
- メーカー:ブランド力や販売形態(直販・代理店)で変動。
- ソフトウェアライセンス:開発ツール費用は見落とされがちな大きなコスト。
たとえば、三菱電機のGX Works3は税込165,000円(公式)、オムロンのSysmac Studioは用途限定なら約18.7万円(税込)から入手可能です(上位ライセンスは35万円以上の場合も)。
本体が安くても、ソフト費で数十万円が追加されることは珍しくありません。
【メーカー別】PLC本体価格の目安一覧表
代表的なメーカーとカテゴリ別の価格帯をまとめました。あくまで目安であり、最新価格は必ず公式・販売店でご確認ください。
メーカー | 入門機 | 中級機 | 高性能機 |
---|---|---|---|
三菱電機 | 約20,000円~(FX3S/FX3G 実売例) | 50,000~150,000円(Qシリーズ下位) | 200,000円以上(Qシリーズ上位/システム用途) |
オムロン | 約10,000円~(CP1E ベーシック実売) | 100,000円前後(CJシリーズ) | 200,000円以上(NJシリーズ/モーション用途) |
キーエンス | 公開価格なし(KV Nano等、要見積) | ― | ― |
中古相場 | ヤフオク!落札平均の目安(過去120日):約1.4万~1.8万円 |
※表示価格は目安です。最新情報は公式・販売代理店にてご確認ください。
要注意!本体価格だけで判断すると失敗する「隠れたコスト」とは?
- ソフトウェアライセンス費:機能やライセンス形態によって価格差が非常に大きくなります。
- 周辺機器費:タッチパネル、通信ケーブル、電源などが別売であることも多く、本体価格以外に費用がかかります。
- 時間的コスト:技術者が仕様調査や設定ミスの修正に時間を費やすと、それだけで大きなロスになります。
つまり、最も見落とされやすく、かつ大きな損失となるのが「使いこなせないことで発生する時間的ロス」です。
PLCについて基本的な知識がないと、機種選定すら難しいのが現実です。たとえば、I/O点数が不足してしまい、接続したいセンサやスイッチが全て繋がらなかったというケースもあります。
また、拡張機器も注意が必要です。機種によっては対応していないものもあり、せっかく購入しても使えないことがあります。加えて、周辺機器にはそれぞれ専用ソフトが必要になることもあるため、全体の構成を理解して選定することが重要です。
「とにかく自分で安くやってみたい」という考えも理解できますが、無駄な出費や時間を抑えたいなら、まずは基本から知識を身につけるのが遠回りに見えて最も効率的です。
▼ PLCとは何か?から理解したい方はこちら:
https://elec-tech.info/plc-seqe1/
結論:本当のコストパフォーマンスは『知識への投資』で決まる
安価なPLCを買っても、使いこなせなければ宝の持ち腐れです。逆に、基礎を理解して正しい思考法を持つだけで、トラブル時の対応スピードが大きく変わります。
たった数時間のトラブル対応で発生する人件費を考えれば、最初に「知識」へ投資する方が結果的に安く済むのです。
👉 PLCを最速で使いこなし、将来の無駄なコストを削減したい方へ
PLCの価格に関するFAQ
Q. 個人が学習目的で、なるべく安くPLC環境を整える方法はありますか?
中古PLCを使えば、初期コストを抑えて環境を整えることは可能です。ただし、初心者の場合、型式の選定やソフトウェア対応のミスマッチで学習が進まないケースも多く見受けられます。
「少しでも安く」と考えて自己判断で購入したものの、初心者向けではなく使いこなせず、結果として無駄な出費になってしまったという声も実際にあります。
もし自信がなければ、教材+学習キットの整備された環境で、正しい知識を身につける方が結果的に安上がりです。
→ 入門教材の紹介ページはこちら
Q. 中古のPLCを購入するのは選択肢としてアリですか? 注意点は?
中古PLCはコスト削減手段として有効ですが、以下の点には注意が必要です:
- 希望する機種が常に出回っているとは限らず、代用できる機種を見極める知識が必要です。
- マニュアルが付属していなかったり、型式の違いによって仕様が異なる場合もあります。
- ヤフオクやメルカリなどの個人出品では、動作保証や返品がないことがほとんどです。
- 信頼性の低い出品者から購入すると、商品説明が事実と異なる場合もあります。評価の高い出品者を選ぶことが重要です。
【重要なご案内】本記事は公開時点の公式公開情報をもとに編集しています。価格・ライセンス・試用提供・サポート条件・在庫/供給等は変更される場合があります。最終判断の前に、必ず各メーカーの公式サイト・最新資料をご確認ください。
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