M8000~M8003 RUNモニタとイニシャルパルスとは

m8000
m8000

このページでは
三菱電機のPLCである
FXシーケンサに内蔵された
特殊補助リレーを紹介します。

このページでは、シーケンサを
RUNさせたときに作動する
特殊補助リレーです。

RUNとは下写真にように
シーケンサ本体にある
スイッチです。

シーケンサのRUNスイッチ
シーケンサのRUNスイッチ

シーケンサに電源を投入した
だけではシーケンサの中の
プログラムを作動させ機械を
動作させることはできません。

写真のスイッチをRUNにすることで
プログラムは作動するのです。

【補足】まずPLC/シーケンサの役割や仕組みを記事を見て整理したい方は、
→PLCを基礎から体系的に理解したい方はこちら
で解説しています。

1.M8000,M8001 RUNモニター

三菱電機ではRUNモニタと
呼ばれる特殊補助リレー
M8000とM8001について
説明します。

特にM8000はよく使います。
ぜひ覚えてください。

M8000

シーケンサがRUNしている間は
ON(閉路)になります。

いわゆるRUNでON/OFFさせる
a接点ですね。

RUNと同時に駆動/処理したい
コイル、応用命令の駆動接点として
使われることが多いです。

M8000のタイムチャート:FXシーケンサ
M8000のタイムチャート:FXシーケンサ

M8001

シーケンサがRUNしている間は
OFF(開路)になります

いわゆるRUNでON/OFFさせる
b接点ですね。

M8001のタイムチャート:FXシーケンサ
M8001のタイムチャート:FXシーケンサ

2.M8002,M8003 イニシャルパルス

三菱電機ではイニシャルパルスと
呼ばれる特殊補助リレー
M8002とM8003について
説明します。

M8002

シーケンサをRUNさせた直後の
1周期(1スキャン)だけ
ON(閉路)になります。

(スキャンについては
 以下のページを参考ください。
シーケンサのプログラム処理とスキャンタイムについて)

いわゆるRUNでONさせる
PLS命令のa接点ですね。

M8000と同様に
RUNと同時に駆動/処理したい
コイル、応用命令の駆動接点として
使われることが多いです。

始動時の1周期だけですので、
最初だけでいい
初期化(リセット)や読み込みなど
には使います。

M8002のタイムチャート:FXシーケンサ
M8002のタイムチャート:FXシーケンサ

M8003

シーケンサをRUNさせた直後の
1周期(1スキャン)だけ
OFF(開路)になります。

M8003のタイムチャート:FXシーケンサ
M8003のタイムチャート:FXシーケンサ

3.まとめ

RUNで動作する接点をつくれる
M8000~M8003の
特殊補助リレーは
よく使われます。

(特にM8000とM8002は)

他社のプログラムを見る際
このリレーが使われている箇所は

他の多くの回路(プログラム)にも
関連する条件設定など
大元になるものかと思ってみてください。

当方ではこのページにも関連する
初心者向のシーケンス制御の教材も
扱っていますので

興味があれば
以下の画像をクリックして
ご確認ください。

●リレーシーケンス教材に
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リレーシーケンス教材について

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