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![モーターの基本無料講座](https://elec-tech.info/wp-content/uploads/2017/02/m-muryo-h21.png)
![モーターの分類表](https://elec-tech.info/wp-content/uploads/2017/01/mobun11.png)
上の表はモーターの分類表の一例です。
モーターの分類の仕方は一つではなくいろいろな切り口で分類されます。
よく使われている切り口は電源の種類、駆動原理、内部構造、外観形状や用途です。
この分類表は電源の種類と駆動原理で分類しています。
一番左の列は電源による分類です。
交流モーター、直流モーターとあります。
このモーターは、交流電源、直流電源で動くモーターということです。
特殊モーターは電磁気の力で回転しないモーターとなります。
先に説明したモーターは電磁気の力を使って回転します。
電源は直流・交流を使うのですが、特殊モーターは、
電磁力を使わないモーターということで分けて書きました。
そして、そこから更に細かく駆動原理で分類しています。
交直モーターは、交流電源で動かすモーターではありますが、
その内部構造は直流モーターの構造です。
直流モーターと交流モーターでは内部構造が違います。
このモーターは、そういったことでこの交流と直流の中間に書きました。
身近なところでは電動工具などに使われているモーターです。
次にモーターを出力容量で分けました。
超小形モーター、小形モーター、中形モーター、大形モーターとして区分されます。
この漢字をみれば、モーターの外径的な大きさで区分していると誤解されそうですが
先に言ったように出力容量で区分しています。
出力容量とは、簡単にいうとそのモーターができる仕事の大きさのことです。
モーターの仕事は回転して物体を動かすことです。
出力容量が大きいと、それだけ重いものを 動かすことができます。
その出力容量で区分しています。
![三相モーターの銘板](https://elec-tech.info/wp-content/uploads/2017/01/mobun21.png)
上左の写真はモーターの銘板です。
この銘板は一般にモーター本体に取り付けられています。
この銘板は、そのモーターの仕様が書かれいて
そのモーターを知る上で非常に重要なものです。
ですので、重要な出力容量についても書かれています。
それが、黄色の○で囲んだ部分です。
これは正確には定格出力といいます。
出力の単位はW(ワット)です。
なぜWなのか、とか Wがなんにかについては
とりあえずここでは 考えずにおいてください。
この定格出力はそのモーターが無理なく良好に
運転できる最大の出力値のことです。
つまり、銘板のモーターは3.7kWの
大きさの仕事ができるということになります。
この出力による区分はこうなります。
出力3W以下 出力3W~100W, 出力100W~数KW, 出力数Kw以下で
区分され それぞれ、超小形モーター、小形モーター、中形モーター、大形モーターと呼ばれます。
これは、明確な基準ではなく一般的にこのように区分されています。
モーターの外観的な大きさではなく、出力で区分されるわけですが、
出力が大きくなれば 外観も大きくなりがちにはなります。
超小形モーターや小形モーターは、主にOA機器やおもちゃや家電などに多く使われ、
モーターの中で 最も生産され使用されています。
中形モーターや大形モーターは機械設備を動かす
主動力として使われたり鉄道などにも使われています。
ですので、大きな力が必要な分野で使われていることになります。
私は工場などの産業現場で製造機械、装置や設備等を扱う仕事が中心ですので、
実務で超小型モーターや小形モーターを扱うことは ほとんどありません。
実務で扱っている主なモーターは中型モーターや大型モーターとなります。
そして、その中で扱う主なモーターは、 誘導モーター、電磁石界磁型モーター、交直モーターです。
ですので、このモーター基礎講座では
これらモーターについて説明をしていくことにしました。
→第2回モーター基本講座:交流電動機が直流電動機より使用される理由とは
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