PLC,シーケンサの1ショット回路について
説明します。
1ショット回路とは、ボタンを押すなど
信号が入力される設定した時間だけ
出力信号を出す回路です。
①が1ショット回路です。
時間制御をする必要があるので
タイマーを使用しています。
T0のタイマーのb接点は通じている状態です。
では、動作を説明していきます。
②ではX0のa接点が導通することで
Y0の出力リレーとT0のタイマーのコイル
に電気が通じ動作します。
これによりY0から出力信号が出た状態に
なります。
③ではX0の信号がOFFになりX0のa接点が
非導通となっても、Y0の自己保持回路に
なっているので、Y0の出力リレーと
T0のタイマーは動作し続けます。
つまり、
1回入力信号が入ると
出力信号が出続けていると
いうことです。
④はT0のタイマーの設定時間である
2秒が経過した状態です。
オンディレイのタイマーですので
T0のb接点は非導通となります。
するとY0とT0のコイルへの電路が遮断
されますので⑤のように
Y0の出力リレーとT0のタイマーは
OFFします。
つまり、
入力信号が入った後自動的に
2秒間だけ出力信号が出たことになります。
そして⑥のように
最初の状態に戻ります。
ここで、再度X0の入力信号を入れると
同じような動作をします。
ワンショット回路はシングルショット回路
と言われることもあります。
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