シーケンサの1ショット回路/シングルショット回路

PLCの1ショット回路について
説明します。

このページは三菱電機のPLCである
シーケンサの仕様で書いています。

【補足】PLCやシーケンサそのものの役割や仕組みから整理したい方は、
→PLCを基礎から体系的に理解したい方はこちら
で解説しています。

1ショット回路とは、ボタンを押すなど
信号が入力される設定した時間だけ
出力信号を出す回路です。

シーケンサのシングルショット回路①が1ショット回路です。
時間制御をする必要があるので
タイマーを使用しています。

T0のタイマーのb接点は通じている状態です。

では、動作を説明していきます。

 

 

シーケンサのシングルショット回路2②ではX0のa接点が導通することで
Y0の出力リレーとT0のタイマーのコイル
に電気が通じ動作します。

これによりY0から出力信号が出た状態に
なります。

 

シーケンサのシングルショット回路3③ではX0の信号がOFFになりX0のa接点が
非導通となっても、Y0の自己保持回路に
なっているので、Y0の出力リレーと
T0のタイマーは動作し続けます。

つまり、
1回入力信号が入ると
出力信号が出続けていると
いうことです。
 

シーケンサのシングルショット回路4④はT0のタイマーの設定時間である
2秒が経過した状態です。
オンディレイのタイマーですので
T0のb接点は非導通となります。

 

 

シーケンサのシングルショット回路5するとY0とT0のコイルへの電路が遮断
されますので⑤のように
Y0の出力リレーとT0のタイマーは
OFFします。

つまり、
入力信号が入った後自動的に
2秒間だけ出力信号が出たことになります。

シーケンサのシングルショット回路6そして⑥のように
最初の状態に戻ります。

ここで、再度X0の入力信号を入れると
同じような動作をします。

ワンショット回路はシングルショット回路
と言われることもあります。




当方ではこのページにも関連する
初心者向のシーケンス制御の教材も
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【補足】シーケンス制御の全体像を分かりやすくまとめた記事はこちら
→シーケンス制御とは
で解説しています。

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