無料講座 詳しくはこの画像をクリック!

現場で役立つシーケンス制御 無料メール講座 登録フォーム
【詳しくは上画像をクリック!】

リレーシーケンスの電動機始動制御回路

電磁接触器、主回路の接続写真

有接点シーケンス制御(リレーシーケンス)で
電動機を始動する回路例を説明します。

有接点シーケンス制御(リレーシーケンス)について
分からない場合は以下のサイトをご参考ください。

リレーシーケンスとは何かを速習したい初心者のためのサイト

電動機を回転させ続ける回路

 

電動機の始動制御回路1

 

① この回路は電動機(三相誘導電動機)の始動制御をする基本となる回路です。

(三相誘導電動機については⇒
三相誘導電動機(三相モーター)とは?)

押ボタンを押すことで電動機を動作(回転)させ続け、
押ボタンを押すことで停止させます。

 

 

 

 

 

電動機の始動制御回路2

 

② この電動機の始動制御するシーケンス回路の動作を説明していきます。

BS1の押ボタンを押すことでMCの電磁接触器のコイルに
電気が通じ電磁接触器が動作します。

(電磁接触器については⇒
電磁接触器とは、電磁開閉器とは何か、写真とイラストで解説!)
 

 

 

 

 

 

電動機の始動制御回路3

 

③ 電磁接触器の主接点が閉じて電気が電動機(三相誘導電動機)
に通じ電動機が回転を始めます。

この回路はMCの電磁接触器の自己保持回路になっています。

(自己保持回路については⇒自己保持回路とは)

BS1の押ボタンと並列接続した電磁接触器の補助接点も閉じます。

この電路からも電磁接触器のコイルに電気が通じます。

 

 

 

電動機の始動制御回路4

 

④ MCの電磁接触器の自己保持回路になっていますので、
BS1の押ボタンを離しても 電動機(三相誘導電動機)は回転を続けます。

 

 

 

 

 

 

電動機の始動制御回路5

 

⑤電動機(三相誘導電動機)を停止するためには
自己保持を切る必要があります。

BS2の押ボタンを押すことで電磁接触器のコイルへの
電路を遮断して電磁接触器を停止させます。

 

 

 

 

電磁接触器の自己保持回路は
自己保持用の接点として補助接点を使います。

この電動機の始動制御回路は
三相誘導電動機の始動回路としてよく使われる重要な回路です。

もう一つ電動機始動制御回路を紹介しておきます。
サーマルリレーを使った回路です。

(サーマルリレーについては⇒
サーマルリレーとは何か理解できる7項目とは)

 

サーマルリレーで電動機を保護する回路

電動機の始動制御回路11

 

 

①この回路は電動機(三相誘導電動機)を始動制御する回路に
サーマルリレーを加えた回路です。

主回路にはサーマルリレーのヒーターが、
操作回路にはサーマルリレーのb接点を接続しています。

この回路の動作を電動機が回転している状態から説明します。

そこまでの動作が分からない場合はこのページで最初に説明した
回路を見て勉強してください。

 

 

電動機の始動制御回路22

 

② この回路はMCの電磁接触器の自己保持回路になっています。

ですので、BS1の押ボタンを離しても電磁接触器の補助接点から
電磁接触器のコイルに電気が通じるので電動機は回転を続けます。

ここで、何かしらの理由で電動機に過電流
(サーマルリレーで設定した以上の電流値)
が流れ続けたとします。

 

 

電動機の始動制御回路33

 

③ 電動機に過電流が流れ続けると電動機を焼損させてしまいます。

ですので、保護のためサーマルリレーが作動します。

サーマルリレーが作動すると接点が動きます。

操作回路内で接続しているb接点は開いて
電磁接触器のコイルまでの電路を遮断します。

 

 

電動機の始動制御回路44

 

④ 電磁接触器の動作が停止するので主接点は開いて電動機は停止します。

 

 

 

 

 

 

 

電動機の焼損保護としてサーマルリレーが使用されていることは 多いです。
この回路はよく使われている回路です。

当方では
その電気回路や故障対応ノウハウなども
詰め込んだ学習教材も扱っています。

手前味噌ですが初心者の方には
好評をいただいております。

0からの学習に興味があれば
以下をクリックして内容を確認をして
みてください。

シーケンス制御の基礎力・実技力・現場力が身に付く! 電気系機械保全にも最適な内容とは

 

 

 

第6回:有接点シーケンス制御の基本回路集

第5回:シーケンス図とは

初心者のための講座へ-以下をクリック!




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です