励磁電流とは
鉄心などの磁性体を
磁化する目的のために
流す電流のことです。
磁化については
ソレノイド(コイル)に
電流を流し磁束を発生させ、
そして、コイルを巻いた
鉄心に磁束が通ることで
磁化されます。
(ソレノイドについては
以下を参考ください。
ソレノイドとは)
励磁電流のことを
例としてはよく書かれている
電気機器は
変圧器や三相誘導電動機です。
(三相誘導電動機については
以下のサイトを参考ください。
→三相誘導電動機(三相モーター)とは?)
変圧器の1次側、そして
三相誘導電動機の
1次側にあたる固定子コイル
に流れる電流の中で
磁化に使われる電流が
励磁電流として
参考書等で書かれています。
電験などの参考書では
計算式付きで載っています。
1次電流は鉄心を磁化する
励磁電流と負荷電流に
分かれます。
もし無負荷の場合は
1次電流=励磁電流になります。
励磁電流が関係する
知っておきたいこととして
磁気飽和があります。
磁気飽和すると
コイルが焼損することもあります。
磁気飽和については
以下のページを参考ください。
このページで説明した励磁電流や
磁気飽和などは
モーターでも関わります。
このサイトでは、
初心者のためのモーターの基礎講座も
ありますのでご参考ください。
また
当方では、三相誘導電動機が
関わる機械設備の故障対処法に
関する教材も扱っております。
興味があれば、以下のボタンをクリックして
内容を確認してください。
【保全マンの14時間で分かる
機械設備モーター部の電気故障対処法とは】
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