このページでは
三菱電機のPLCである
FXシーケンサに内蔵された
特殊補助リレーを紹介します。
(特殊補助リレーについては
以下のページを参考ください。
→特殊補助リレーについて)
このページでは、
クロックをする
特殊補助リレーを紹介します。
1.クロックのラダー図

100msクロックのラダー図
上のラダー図は100msのDUTY50%の
クロックを出すプログラムです。
ラダー図で書くと考えて
タイマーなどのビットデバイスも
使う必要があります。
M8011,M8012,M8013,M8014の
特殊補助リレーを使えば
そのリレーを使うだけで
できてしまいます。
下のラダー図でいいのです。

M8012を使ったクロック
M8011、M8012、M8013、M8014
内部クロックを出す
特殊補助リレーは
M8011~M8014と4つあります。
違いは1周期の時間です。
M8011
M8011は10ms周期で
クロックを出力します。

シーケンサ:M8011のタイムチャート
M8012
M8012は100ms周期で
クロックを出力します。

シーケンサ:M8012のタイムチャート
M8013
M8013は1s(1秒)周期で
クロックを出力します。

シーケンサ:M8013のタイムチャート
M8014
M8014は1min(1分)周期で
クロックを出力します。

シーケンサ:M8014のタイムチャート
注意
シーケンサはRUNにして
内部のプログラムが始動しますが、
この特殊補助リレーは
電源投入すると
STOP中でも動作しています。
ですので、RUNのタイミングと
同時に動作させたい場合には
注意ください。
まとめ
クロックはプログラムで
設計できますが
特殊補助リレーの方が
便利です。
このリレーは
機械の摺動部への潤滑油の
塗布などに使われていました。
一気に潤滑油を流すのはなく
数滴ずつ落としたい、
この内部クロックを使って
一定周期で電磁弁をON/OFFさせ
潤滑油を少しずつ落とす。
これ以外でアイデア次第で
色々な応用ができそうですね。
当方ではこのページにも関連する
初心者向のシーケンス制御の教材も
扱っていますので
興味があれば
以下の画像をクリックして
ご確認ください。
●リレーシーケンス教材に リレーシーケンス教材について PLC(シーケンサ)教材について
ついては以下の画像をクリック
●シーケンサ教材に
ついては以下の画像をクリック
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