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三相誘導電動機(三相モーター)と同様、
交流を電源とする電動機に
単相誘導電動機(単相モーター)があります。
単相誘導電動機は、単相交流で運転できるので、
三相交流がないところでも 運転できるというメリットがあります。
ですので、家庭で使う機械のモーターの多くに
単相誘導電動機は使われています。
こういった使いやすいというメリットもあるのですが、
単相誘導電動機は三相誘導電動機と比較すると
効率が悪いという欠点があります。
モーターは入力した電気エネルギーを回転する力、
つまり機械エネルギーに変えています。
電気エネルギーを全て機械エネルギーに変えれればいいのですが、
変える際に損失が発生します。
その損失が少なければ効率よくエネルギー変換ができているので効率がいいといえますし
損失が多ければ効率が悪いです。
その効率が単相誘導電動機は三相誘導電動機よりも悪いです。
単相誘導電動機で標準的に販売されてい製品の定格出力は1kW以下です。
定格出力は簡単にいうと、そのモーターができる仕事の大きさのことです。
三相誘導電動機の場合は、100kWを超える大型のものもあるのに対して
単相誘導電動機は1kW以下なのです。
その理由の一つは先程お話した効率が悪いことです。
効率が悪いので定格出力を大きくすると、定格出力が大きい分
損失する電力も大きくなるのです。
ですので、大きな機械・設備を動かす動力としては使われません。
単相誘導電動機は、三相誘導電動機と比較して上写真のような部品もあります。
この部品はコンデンサ、ガバナスイッチというのですが
これら部品は劣化して故障します。
ですので、単相誘導電動機は三相誘導電動機よりも故障はしやすいです。
単相誘導電動機と三相誘導電動機の使い分けは、
単相誘導電動機は 単相交流100V、200Vでも使えますので、
単相交流しかきていない場所で使う機械 によく使われています。
三相交流がきている場所では、何か特別な理由がない限りは三相誘導電動機を使います。
→第5回モーター基本講座:三相誘導電動機(三相モーター)の回転原理
メンテナンスの時にネジのワッシャー
(5mm径ぐらいのもの)が1つ脱落して見つかりません。もしモーター内部に入ってしまいそのまま運転したらどうなりますか?
今は異音も無く回転していますし、加熱もしていませんが、少々不安です。
オーバーホールした方がいいとは思っているのですが。
そのネジが内部で動き回りコイルを損傷させる
可能性はあります。
結果レアショート等の故障するかもしれませんね。