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PLCのメーカーとエンジニアリングソフトウェア

このページではPLCの
メーカーとエンジニアリングソフトウェアを
紹介しています。

PLCは、国内外様々な電機メーカーから
販売されています。

そして、PLCのプログラミングや操作を
行うためにはエンジニアリングソフトウェアが
必要になります。

このソフトウェアは、各メーカーで違います。

各メーカーともPLC本体以外に
色々なソフトウェアを販売しています。

ですので、まずは使うメーカーの中で
PLC用を選定する必要があります。

どのソフトウェアがPLCのソフトウェアかに
ついても紹介します。

1.PLCのメーカー

国内のPLCの
メーカーは何社かあります。

ここではそのメーカーを
いくつか紹介します。

まずは三菱電機です。

三菱電機のPLCはシーケンサという
商品名で売られていて、PLC=シーケンサ 
と思われるほど浸透しています。

三菱電機のシーケンサ(PLC)のラインナップ

三菱電機のシーケンサ(PLC)のラインナップ

他にはオムロン、キーエンス、パナソニック、
横河電機、富士電機、IDEC などあります

国内シェアは三菱電機のシーケンサが50%近くで
あとオムロンとキーエンスのPLCが25%近くという
データを見たことがあります。

実際、私はいろいろな機械/装置をみていますが
三菱電機のシーケンサが圧倒的に使われていて
次によく見るのがオムロンとキーエンスといった感じです。

制御設計をお願いされた場合、
客先に指定されたメーカーがある場合は
そのメーカーのPLCを使う必要はありますが、

何もない場合は、
三菱電機・オムロン・キーエンスをおさえて
おけばいいと思います。

(特に三菱電機です。
このメーカーを
おさえておけばこの業界で仕事をする場合、
大抵は何とかなります。)

海外メーカーでの1位は
ドイツのシーケンスです。

海外でも多く使われていますので
海外向けの機械を作成する際は
使われます。

2.エンジニアリングソフトウェア

PLCのプログラムである
ラダー図を作成したりPLCに
書き込むなどの操作は専用のソフトウェアを
インストールしたパソコンから行うの一般的です。

このソフトウェアは各メーカーで違います。

ですので、使うPLCメーカーのソフトウェアを
使うことになります。

オムロンのPLCをキーエンスのソフトウェアを
使って操作できないのです。

三菱電機のラダー図例

三菱電機シーケンサのラダープログラム例

参考までに、上写真は三菱電機の
ソフトウェアである
GX-Works2で作成したラダー図です。

PLCとパソコンを接続

上写真のようにケーブルでパソコンと
PLCを接続して、パソコンで作成した
ラダープログラムをPLC,シーケンサに
書込み(転送)ます。

専用ソフトを使って
パソコンとPLC、シーケンサを
この接続すると他にも

既にPLCに書き込まれている
プログラムを見たり、
パソコンからPLCを動かしたり

PLCのエラー情報などを見たりと
いろいろできます。

どのようにしたらできるかは
各ソフトウェアの操作方法を
習得するだけなので難しくはありません。

上記以外でも多くの便利なことが
できますので、ソフトウェアを入手しないと
PLCについて何もできないのに
等しくなります。

PLCを扱う上で
ソフトウェアの入手は必須ですが
各メーカーでソフトウェアが違うので
全メーカーを揃えることはほぼありません。

だいたい、自分が使うメーカーの
ソフトウェアだけになりますね。

3.技術者が、使うPLCメーカーを簡単に変えない理由

1項でPLCはいろいろなメーカーから
販売されているという説明をしました。

PLCに関わる技術者は
自分が扱うメーカーを簡単に変えません。

つまり三菱電機のシーケンサを使っている
技術者が思いつきで横河電機のPLCを
使わないということです。

それにはいくつか大きな理由があります。

まずは、PLCの
ソフトウェアの問題があります。

2項で説明したように
PLCは専用のソフトウェアを
パソコンにインストールして、

ソフトウェアでラダー図を作成したり
PLCに書き込んだりします。

そのソフトウェアは各社共通ではなく
そのメーカーのPLCにはそのメーカーが
販売している専用のソフトウェアしか
使えません。

ですので、沢山のメーカーのPLCを
使うとなるとそれだけのソフトウェアを
購入する必要があるのです。

このソフトウェアは標準価格で15万円前後と
高価ですのであまり使わないなら
購入したくはありません。

特定のメーカーのPLCだけを
使いたいと考えると思います。

ソフトウェアの使い方も違うので
操作方法も勉強する必要があります。

そして、ラダー図作成時のI/Oアドレス割付や
デバイス記号なども違います。

三菱電機とオムロンのラダー図

この2つのラダー図は左は三菱電機の
シーケンサのラダー図、右はオムロンPLCの
ラダー図です。

この2つのラダー図は同じ制御をしますが、
記号番号が同じではありません。

メーカーを変更してもラダー図作成の
ルールのようなものは変わりません。

しかし、このような記号番号(アドレス割付等)が
違うのでそのメーカーの仕様で
考える必要があります。

同じ内容でもそのまま同じラダー図を
使用することはできないのです。

PLC17

例えば、三菱電機のシーケンサの入力端子のX0
(右写真の赤矢印の端子)に
センサーAを接続したとします。

その場合は、そのセンサーAは
上のラダー図で書いているように
ラダー図上ではX0という記号で書きます。

では、例えば三菱電機のシーケンサから
オムロンのPLCに変更したいとします。

その場合、オムロンのPLCには入力端子X0は
ありません。

オムロンのPLCで三菱電機シーケンスのX0
と同じ位置つけの端子は0chの00という
端子になります。

ですので、そこにセンサーAを接続して
ラダー図を書くと
ラダー図上では0.00と書くことになります。

この例のようにまったく同じではありません。

他にも応用命令など変更しなければ
いけないことは多くあります。

あるメーカーで慣れている場合は
考え方を変えるのが手間なので
できるだけ使い慣れたメーカーを
使うようになるのです。

2項で特別な理由がない限りは
三菱電機、オムロン、キーエンスのどれか
(特に三菱電機)をおさえておけばいいと
いったのは、

全ておさえるとなると
こういった問題があるということです。

私がPLCメーカーを変更をする時は
修理のときです。

PLCが故障して新品交換が必要な時は
同じメーカーのPLCをまずは検討します。

同じなら大抵は、今のPLCのプログラムが
そのまま新品のPLCにも使えるからです。

ですので手間がかかりません。

しかし、メーカー在庫がなく入荷まで
日数がかかる時は、生産ラインを
停止できないので在庫があり

すぐに手に入るメーカーへの変更を
検討せざるおえません。

その場合、PLCへの配線接続を検討したり
プログラムを変更先のメーカー仕様に
考え直したりと手間がかかりますが
仕方ありませんよね。

私の会社のお客さんで
あるメーカーのPLCを使っている装置が
6台ありました。

PLCが故障したので、同じメーカーに変えようと
考えたのですが在庫がなく
入荷まで日数がかかります。

ですので、すぐに手に入るメーカーの
PLCに交換しました。

最初は手間ですが1度やってしまうと
次からは楽です。

ですので、その後6台の内故障した
4台の装置で、その時変更した
PLCのメーカーに交換しています。

このように一度交換を阻む壁が崩れると
一気に置き換えが進みます。

それを防ぐためにもPLCメーカーは
在庫を充実させておく必要が
あるのかもしれませんね。

4.主要メーカーのソフト名と安価で入手する方法

最後に参考までに、三菱電機、オムロン、キーエンスの
ソフトウェアを紹介しておきます。

・三菱電機
→GX Developer,GXWorks2
・オムロン
→CX-Programmer
(CX-Programmerは、FA統合ツールパッケージ
CX-Oneに含まれています)
・キーエンス
→KV-STUDIO

このメーカーは各社共、体験版として
無料でソフトウェアを提供しています。

体験版ですので、使用期間や使用回数に
制限はありますが、購入前に試してみても
いいかと思います。

各社ホームページにて
ダウンロードが可能です。

→三菱電機のホームページへ

→オムロンのホームページへ

→キーエンスのホームページへ

また、キャンペーンを行うことが
あり、その時は通常より
安く購入できます。

その機会を狙って購入するのも
手かもしれませんね。

(*キャンペーンは不定期に行うようですので
次がいつになるかも分かりませんが…)

他にもPLCについて、色々な重要事項を
知りたい場合は、以下のページで
まとめていますので ご参考ください。

PLC/シーケンサとは、基礎を【数項目】にわたり解説!

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