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PLC・シーケンサで使うプログラム言語

このページでは
PLC(シーケンサ)で使うプログラム言語を
紹介しています。

いくつか準備されていますので
特に客先等に指定されない限りは
使いやすい言語を使うようになっていきます。

まずは、PLCへ書き込むプログラムとは
何か?から説明していきます。

1.PLCに書き込むプログラムとは

まずは、次の2つの映像を見て下さい。

ボタンとランプは、2つとも
違う動きをしています。

最初の映像は、
緑ボタンを押すと緑ランプが5秒点灯→
黄ランプが1秒点灯→赤ランプが5秒点灯→
緑ランプが5秒点灯→これを繰り返します。
そして黄ボタンを押すと消灯します。

次の映像は、
緑ボタンを3回押すと3秒後に緑ランプが点灯、
黄ボタンを押すと消灯します。

このようにPLC(シーケンサ)に
同じボタンやランプを接続しても
動作が違うのは書き込んだプログラムが
違うからです。

PLCはユーザー(使用者)が
外部機器をコントロールする
プログラムを作成して書き込みます。

そして、プログラムは別のプログラムに自由に
書きかえることができます。

最初の映像と次の映像が
違った動作をしていたのは
PLC(シーケンサ)に書き込んだプログラムが
違うからです。

(プログラムをどう作成し書きかえるか
などについてはここでは考えないでください。)

では、PLCに書き込む
プログラムについて説明していきます。

2.PLCのプログラム言語とは

プログラムというと
どういったものを想像するでしょうか。

C言語とかを想像するのでは
ないでしょうか?

C言語プログラムソースコード

C言語プログラムソースコード

次のサイトはC言語のプログラム例を
載せたサイトです。

→C言語のプログラム例へ

C言語はこのサイトにあるような
プログラム方式で作成するようです。

PLCのプログラム方式は
次の5つがあります。

・ラダー方式
・ST言語(Structured Text)
・SFC方式(Sequential Function Chart)
・ステップラダー方式
・FBD言語(Function block diagram)

この中でラダー方式が最も使われます

それぞれについて
説明しますね。

3.ラダー方式

三菱電機のラダー図例

三菱電機シーケンサのラダープログラム例

上写真はラダー方式で作成した
PLC(シーケンサ)のプログラム例です。

ラダー方式のプログラムを
ラダー図ともいいます
ちなみにラダー(ladder)とは梯子や
梯子の形に似たものという意味です。

上写真を見ると
確かに梯子に似た形状です。

プログラムというと、C言語のような
プログラムを想像されるかもしれませんが、
PLC(シーケンサ)のラダー図は
上図のような書き方をします。

(ラダー図については、もっと知りたい場合は
以下のページを参考ください。
 →ラダー図とは何か)

4.ST言語(ストラクチャードテキスト言語)

ST言語(ST方式ともいう)のSTは
Structured Textの略です。

下写真がST言語のプログラム例です。

ST言語の例:三菱電機のマニュアルより

ST言語の例:三菱電機のマニュアルより

ST言語は、C言語のように
テキスト形式で記述します。

ラダー図とは違いプログラムっぽい
感じがしますね。

条件文や反復、加算などの演算を
構文で書けるので、ラダー図と違い簡素化、
そしてプログラム容量(ステップ数)を
減らすことができます。

(PLCに書き込めるプログラム容量には
上限があります。

機種により上限値は違うので大規模な
プログラムの場合は収まる容量の機種を
選定します。)

簡素化により数式を把握しやすい
こともあり複雑な計算や処理を
得意とします。

5.SFC方式(シーケンシャル ファンクション チャート)

SFC方式のSFCは
Sequential Function Chartの略です。

SFCはフローチャートの感覚で
作成できる方式です。

フローチャートは

これをしたら、こうなる、
そして、そこでAをしたらBになり
CをしたらDになる

BでEをしたら・・・・

といったような各工程と条件分岐を
図式で分かりやすく示すものです。

それをPLC制御する装置の動作に
ついて作成して、それをプログラムに
するのがSFCです。

下図がSFC図の一例です。

SFC図の例

SFC図の例

そして、下が実際の
SFC方式のプログラム例です

GXWorrks2でのSFC図作成例

GXWorrks2でのSFC図作成例

フローチャートような
書き方になっています。

SFCについては
以下のページでも解説していますので
ご参考ください。

工程歩進制御とSFC図(状態遷移図)

6.ステップラダー方式

ステップラダー方式は前述した
SFC方式と考え方は同じです。

下図のように
フローチャートをラダー図で
書いていくものです。

ステップラダーの例

ステップラダーの例

このページでは説明は避けますが
上図のラダー図はSFC図にような
フローチャートのように
なっています。

そのあたりの説明は
以下のページでしていますので
ご参考ください。

ステップラダーの基本と概要:シーケンサで工程歩進

7.FBD言語(ファンクション・ブロック・ダイアグラム)

FBD言語のFBDは
Function block diagramの略です。

下画像はFBD言語の
プログラム例です。

FBD言語のプログラム例:三菱電機のマニュアルより

FBD言語のプログラム例:三菱電機のマニュアルより

FBD言語では、
各種機能をもったFB(ファンクション・ブロック)と
いう箱を線で結んでダイアグラム(図式)を
作ることでプログラミングします。

視認性が高くプログラムの流れが
わかりやすいといった
メリットがあります。

上画像のように
必要に応じて
LDPやADDといった違う機能を持つ
FBを組みあわせます。

FBの左側が入力、右側が出力に
なります。

8.最後に

色々なプログラム方式があることが
分かったと思います。

C言語のようなテキストで
書くテキスト言語はST方式だけで

他は図とか記号を書く
グラフィック言語の方式が多いです。

この中で圧倒的に使われる方式は
ラダー方式(ラダー図)です。

理由は回路図を書く感覚で
つくれるからです。

そのあたりのことも含め
PLCについて、基本的なことを知りたい場合は
以下のページを参考ください。

その中で参考となるサイトを紹介しています。

PLC/シーケンサとは、基礎を【数項目】にわたり解説!

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