天井クレーンの故障修理をしました。
1.故障内容
故障症状は
某天井クレーンメーカーの
微速の巻上が動きがおかしいというものです。
微速付2速のホイストです。
症状を聞けばだいたいの故障原因は
推測できるので事前に修理用の部品を
持って行きました。
2.やったこと
ホイスト本体の制御盤の中を
調査すると、やはり推測どおり
微速用の三相モーターを始動/停止の
制御に使う電磁接触器の故障でした。
制御盤については
以下のページを参考ください。
⇒制御盤とは
三相モーターについては
以下のページを参考ください。
⇒三相誘導電動機(三相モーター)とは
電磁接触器については
以下のページを参考ください。
⇒電磁接触器とは、電磁開閉器とは
この電磁接触器の主接点が故障して
三相モーターへの電源供給が悪いのでは
なく、補助接点の故障です。
このホイストの巻上モーターは
電磁ブレーキで制動しています。
この電磁ブレーキのON/OFFのスイッチと
して電磁接触器の補助接点を使っている
のです。
頻繁にコイルへの電源供給をON/OFF
するのでサージで補助接点は故障
しやすくなるのです。
新品の電磁接触器と交換して
修理は完了です。
分かりずらいですが
故障した電磁接触器の補助接点部の
写真をのせておきます。
接点部がとんでいます。

3.所感
天井クレーン・ホイストメーカーは
色々ありますが
巻上モーターの電磁ブレーキの電気回路は
どのメーカーも同じというわけではないです。
例えば日立のホイストでは
電磁ブレーキの電気回路の故障を
経験したことは、ほとんどありません。
色々なメーカーのホイスト・天井クレーンを
修理・メンテナンスをしていますが
どこも一長一短があるなと
いう感じがしています。
用途に応じて使い勝手の
いいものを選択する必要があります。
今回のポイントは「モーターが悪い」ではなく、
ブレーキON/OFFを担う“補助接点”側の
不良を切り分けたことです。
接点回路の読み方と、現場での切り分け手順を
体系的に学びたい方は、以下の画像をクリックして
参考にしてください。




















初めまして。
仕事日記他、シーケンス制御のコンテンツ等大変興味深く拝見させて頂きました。
私は、食品業界で15年ほど保全に携わっております。
仕事日記を見れば「あるある」と大変共感させて頂き、シーケンス制御の
コンテンツでは「これは若い保全マンへの教育資料にすぐ出来そう・・・」
と、大変分かりやすい解説をされていてただただ感心するばかりでした。
私自身は電気寄りの保全屋でして、PLC・TPを初め一通りは・・・と言えるかどうか
怪しいレベルですので、このような素晴らしいサイトにめぐり合えた事を幸運に
思い再度身を引き締めて参りたいと思います。
乱文となりましたが、とにかく感謝をお伝えしなければと思いコメント致しました。
仕事日記の方も更新楽しみにさせて頂きます。