シーケンサのOR命令

PLCのOR命令(回路)に
ついて解説します。

このページは、三菱電機のPLCである
シーケンサの仕様で書いています。

【補足】PLCやシーケンサそのものの役割や仕組みから整理したい方は、
→PLCを基礎から体系的に理解したい方はこちら
で解説しています。

このラダー図上の入力接点に
接続した外部機器はa接点の
機器だと考えてください。

そして、接点のシンボルに青帯が
あると、その接点は導通している
コイルのシンボルに青帯があると
そのコイルはONしているという
意味です。

PLCのOR命令1①がOR回路のラダー図の一例です。
X0,X1,X2のa接点が並列に接続されています。

では、動作をみていきましょう。

 

 

 

 

PLCのOR命令2②はX0,X1,X2の全ての接点が導通した状態です。

この状態では、Y0の出力リレーのコイルに
どの電路からも電気が通じますので
Y0の出力リレーは動作します。

 

 

 

③はX0の接点が、④はX2の接点だけが導通しています。
それぞれの電路からY0のコイルに通じるので
Y0の出力リレーは動作します。

このようにa接点を並列に接続し
どれか1つだけでも導通すれば
通じるような回路がOR回路です。

ORも日本語みたいになっている
英語ですので分かりやすいと思います。

このOR回路(命令)はAND回路同様
シーケンス制御では多用される回路です。


第9回:シーケンサの基本回路/ラダー図集

第8回:GXWorks2でラダー図を作成する




当方ではこのページにも関連する
初心者向のシーケンス制御の教材も
扱っています。

【補足】シーケンス制御の全体像を分かりやすくまとめた記事はこちら
→シーケンス制御とは
で解説しています。

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