PLC,シーケンサのオフディレイ回路を
紹介します。
(PLC,シーケンサについては⇒
PLCとは、シーケンサとは何?が83%解消する初心者サイト)
オフディレイとは、信号が入り切れた後
設定時間が経過後に出力信号がきれる
ます
シーケンサでは内部タイマーがありますが
それはオンディレイタイマーですので
ラダー回路を工夫してオフディレイ回路
を作成する必要があります
(内部タイマーについては⇒内部リレーやタイマーについて)
(ラダー回路については⇒ラダー回路とは)
①がオフディレイ回路です。
オンディレイのタイマーの設定時間は
8秒だと考えてください。
②では
X0の入力信号が入ると、Y0の出力リレーの
コイルに電気が通じます。
ですので、出力信号が出ます。
Y0の出力リレーがONしますので
Y0のa接点が導通します。
X0の入力信号が入っている間は
ずっとY0の出力信号は出ている状態です。
③では
X0の入力信号を切ります。
そうすると、自己保持回路になっているので
Y0の出力リレーはONし続けます。
(自己保持回路については⇒自己保持回路とは)
そして、T0のタイマーの電路にある
X0のb接点は導通しますのでT0のタイマーは
ONします。
この時もY0の出力信号は出ている状態です。
④が
T0のオンディレイのタイマーの設定時間である
8秒が経過した瞬間です。
T0のb接点は非導通となります。
⑤は
T0のb接点が非導通となりますので
Y0の出力リレーとT0のタイマーの電路は
遮断されますので、この2つはOFFします。
つまりY0の出力信号は停止したことに
なります。
そして、回路は初期状態に戻ります。
①~⑤を見ると
X0の入力信号が入るとY0の出力信号が
出て、そしてX0の入力信号を切ってから
タイマーの設定時間が経過すると
出力信号が停止しています。
オフディレイタイマーの動作になって
いますね。
シーケンサではオンディレイタイマーしか
ありませんが、回路を工夫することで
オフディレイタイマーをつくることが
できました。
当方では、実習キット付の
シーケンサ入門教材も扱っております。
30題以上の実習課題があり、
パソコンの専用ソフト上で
ラダー図を作成して
実際に動作させて学習していきます。
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オフディレイ回路についても
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