有接点シーケンス制御(リレーシーケンス)の
一致回路についてシーケンス図を見ながら説明します。
①この状態はBS1とBS2の押ボタンを押していないのでR1とR2の電磁リレーは動作しません。
Lのランプの電路にあるR1とR2の電磁リレーの
b接点は閉じていますので
Lのランプに電気が通じランプが点灯します。
BS1とBS2の押ボタン、R1とR2の電磁リレー
共に動作しないという動作が一致しています。
②BS1とBS2の押ボタンを押します。
それぞれR1とR2の電磁リレーのコイルに電気が通じ
電磁リレーが動作します。
Lのランプの電路にあるR1とR2の電磁リレーの
a接点が閉じますので、
Lのランプに電気が通じランプが点灯します。
BS1とBS2の押ボタン、R1とR2の電磁リレー
共に動作するという動作が一致しています。
③ BS1の押ボタンは押してBS2の押ボタンは
押しませんので
R1の電磁リレーは動作してR2の電磁リレーは
動作しません。
Lのランプの電路にあるR1の電磁リレーの
接点だけが動きます。
a接点を直列に接続した電路はR2のa接点が
開いていますので電気は通じません。
b接点を直列に接続した電路はR1のb接点が開いていますので電気が通じません。
ランプは点灯しません。
BS1とBS2の押ボタン、R1とR2の電磁リレーの動作は一致していません。
④ BS2の押ボタンは押してBS1の押ボタンは
押しませんので
R2の電磁リレーは動作してR1の電磁リレーは
動作しません。
Lのランプの電路にあるR2の電磁リレーの
接点だけが動きます。
a接点を直列に接続した電路はR1のa接点が
開いていますので電気は通じません。
b接点を直列に接続した電路はR2のb接点が開いていますので電気が通じません。
ランプは点灯しません。
BS1とBS2の押ボタン、R1とR2の電磁リレーの動作は一致していません。
複数の接点(機器)の動作が一致した時だけ
負荷が動作する回路を一致回路といいます。
ここでは2つでしたが複数使うこともあります。
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