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鉄工所で使う回転ローラーの故障修理:インバータの交換修理

回転ローラーの全体像

鉄工所で使う回転ローラーの
突発故障修理をしてきました。

回転ローラーは、そこに溶接をする
円形の鋼材を置き電気で自動的に
回転させる機械です。

溶接工は回転にあわせて
溶接をしていけばいいので
楽に溶接ができます。

1.故障症状

近くにいた溶接工の方の話だと、
ケーブルから火花が噴き出て
それからまったく動かなくなった
とのことでした。

「火花が噴き出た??」

すごい症状です。

2.やったこと

まずはケーブルを確認しました。

古いケーブルで所々に傷や断線部を
接続した後などがありますが

火花が出ると、そこが黒く焦げたように
なってなると思いますが、特にそのような
箇所はありません。

次に回転ローラーの制御盤を開けてみると
汎用インバータが取り付けてありました。

(制御盤については
以下のページを参考ください。
制御盤とは)

(インバータについては
以下のページを参考ください。
インバータとは)

インバータで、
この機械を回転させている三相誘導電動機の回転数を
変速できるようにしているのです。

作業のスピードにあわせて
回転させないと溶接しにくいですからね。

(三相誘導電動機については
以下のページを参考ください。
三相誘導電動機とは)

手元の押ボタンで機械を正回転・逆回転させるのですが 
そのボタンを押すと、インバータの回転信号を出す役目の
電磁リレーはしかっりと動作していることが
確認できます。

(電磁リレーについては
以下のページを参考ください。
電磁リレーとは)

つまり、インバーターまでは
しかっりと電気制御できているということです。

インバータはかなり古そうで、
電源ランプも点灯していないので
インバータの故障だったと判断して
交換することにしました。

大きいインバータが設置されていたので
駆動する三相誘導電動機の容量も大きいのかと思い
確認してみると0.75kWの三相誘導電動機でした。

昔のインバータは
小さい容量でも大型なのです。

同じ三菱電機のインバータを使用したので
交換は楽にできました。

交換後は正常運転できるようになりました。

かなり古いインバータだったので
寿命だったのでしょう。
(インバータは古くなると内部の
コンデンサが劣化していきます。。。)

3.所感

修理後、しばらく経過しましたが
今も正常運転できています。

結局、溶接工のいっていた
火花が何だったのかわかりませんが
溶接の時にでるアークと見間違えたのかな??

何しろ、作業中に突然発生するわけですが
見間違いも結構あることです。

インバータは商社に在庫があったので 
即日復旧できてよかったです。

右写真はローラーと中写真は古いインバータ、
右写真は交換したインバーターです。

昔のインバータと比較すると
インバーターのサイズは小さくなったものですね。

インバータはどうか分かりませんが、
昔の機器の方が造りが丈夫なことは
よくありますね。

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