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2.8t天井クレーンの走行方向の故障修理

溶着した電磁接触器

2.8tの天井クレーンの突発故障修理をしてきました。

故障症状は、天井クレーンがまったく動かないといったものです。

ブレーカーを確認するとおちています。
ブレーカーをいれると、走行用の可逆電磁接触器が入った走行BOXのあたりから
火花がでて再度ブレーカーがおちました。

あのあたりで短絡している可能性が大です。

傍にいってみると電源線の絶縁部がむげて異相間で接触しそうです。
そして、走行BOX内の電磁接触器を見ると溶着して故障しています。

とりあえず悪い所から修理するのは鉄則なので
ここから直します。
もう走行BOXは古いのでBOXごと新品に交換しました。

交換後はブレーカーをいれてもおちません。

試運転で巻上や横行は正常動作しますが 走行が正常動作しません。

動こうとはしているのですが、前に進んでいきません。

走行モーターのブレーキが開放されていないことを疑いました。
この走行モーターは直流ブレーキなのでブレーキギャップが開きすぎると
ブレーキ開放をしなくなります。

傍にいくと目と音でブレーキ開放が確認できます。

そして、モーターから 「うーん」といううなるような音がします。

これは走行モーターである三相誘導電動機が単相状態になり動作していないのです。

調査するとモーターの中で断線して単相になっています。

電磁接触器は単相で大きな電流が流れて溶着したのかもしれません。
そしてコイルが焼けてばさばさに断線したのでしょう。

その会社は、この天井クレーンは今日には使いたいといっています。
日本ホイストの走行モーターですので 
本社に買いに走れば 在庫があるかもしれません。

そう思っていると、その会社の人が 以前 中古で購入したサドルについている
走行モーターは使えないか といってきました。

確認すると同じ日本ホイストの0.4kWの走行モーターで使えそうです。

ただ、故障したモーターは低速でここにあるモーターは高速です。

つまり減速モーターで減速比が違うのです。、そのまま交換するわけにはいきません。

同じ日本ホイストの走行モーター同士、モーター部分だけを交換することができます。

モーター部分のコイルが故障しているので そこさえ交換してしまえば修理できます。
減速部分は正常なのですから。

モーター部分だけを取り外して現在のものと取り替えて復旧させました。

会社に使える走行モーターがあって早く復旧できてよかったです。

写真は溶着した電磁接触器です。

 

溶着した電磁接触器

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