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ギヤードモーターの交換修理:歯車や取付ベースも作り直し

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ギヤードモーター(減速モーター)の
交換修理を行いました。

1.故障内容

2.2kWのギヤードモーターの
ベアリングが悪い という連絡をうけて
現地へいきました。

現物を確認するとブレーキ付のギヤードモーターで
ブレーキ部分の軸が折れていました。

この状態で動かすと異音がでます。

モーターの異音原因で最も多いのは
ベアリングの故障です。

それでベアリングの故障だと
思ったのでしょう。

(ベアリングの故障については
 以下のページを参考ください。
 →ベアリングの故障について)

(モーターの異音については
 以下のページを参考ください。
 →モーターから異常音、まず疑うポイント)

2.やったこと

古いギアードモーターであり、
修理してもコスパが悪いので
新品への交換となります。

同じギアードモーターは
生産中止になっているので、
同じ容量・減速比の現状品に
交換することになります。

ギアードモーターは機種やメーカーが違うと、
寸法が違うので 機械との取り合いが
あわなくなります。

ですので、例えば高さが違えば
ベースを作るなりして
あわす仕事が必要な場合があります。

各メーカーの同仕様のギアードモーターを
比較してできるだけ 費用がかからないものを
選らんでいくのですが問題は納期です。

ギヤードモーターは在庫がないことが多く 
納期が数か月かかる場合もあります。

しかし、それまで仕事を止められない状況です。

特にブレーキ付となると
すぐに手に入るか不透明です。

ブレーキをかけるだけでいいなら、
インバータを使って制御回路つくって
電気的にブレーキをかけることもできます。

(インバータについては
 以下のページを参考ください。
 →インバータとは)

しかし、今回の用途には 
こういった電気ブレーキは適さないようです。

ですので、機械的にブレーキを
かけるしかありません。

すぐに入手できるメーカーは三菱電機でした。

しかし、全ての寸法が既存品とは違います。

問題は軸径が細いので 
現在の歯車ではそのまま使えません。

歯車はボス付24Tですが
標準品ではないので 注文すると時間がかかります。

ですので標準品をあうように
削って使うことにしました。

取付穴や高さもまったく
あわないのでベースを作成して調整しました。

取り付けて試運転すると、運転士曰く
動きや音は問題ないのですが、
ブレーキの動きが遅いとのことです。

これは今の電気回路では
ブレーキコイルに電磁力が残ることが原因です。

これでは使いにくいとのことでしたので 
電気回路を改造してブレーキの動きをよくしました。

その後は問題なく使えています。

左写真はブレーキ歯車が
はまっていた軸が折れた写真

右写真は交換した
新品のギアードモーターです。

3.最後に

モーター絡みの機械修理では
モーターの基本的な事項、原理、
故障の調査方法から
今回のような取付までを
習得しておく必要があります。

当方では、これらをまとめた
教材を扱っていますので
興味があれば以下をクリックして
ご確認ください。

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