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ラジアルボール盤の上下動作不良:これだけはしないでください。

ラジアルボール盤の例:大鳥機工のHPより

工作機械 ラジアルボール盤の
突発故障対応をしてきました。

ラジアルボール盤の例:大鳥機工のHPより

ラジアルボール盤の例:大鳥機工のHPより

1.故障内容

故障症状は上下が動かないと 
いう内容です。

故障したラジアルボール盤は
電気回路図面がありません。

そして、メーカーはTOMINAGAですが
既に廃業し、取り寄せることもできないので
自分で何とかするしかありません。

2.やったこと

動かしてみると ある位置から
上へ上げようとすると
「うーん」といって 上がっていかない。

その位置から下なら
問題なく動きます。

制御盤をあけて
動きが悪い時の電流値も
測定しておこうと思いました。

(制御盤については
以下のページを参考ください。
→制御盤とは

上下用の電磁開閉器が
どれかわかりませんので
上下動作させた時に動くか
どうかで特定しました。

(電磁開閉器については
以下のページを参考ください。
→電磁接触器とは、電磁開閉器とは何か

電流を測定すると
40A以上の電流が流れています。

使っているモーターの定格電流は
8Aぐらいです。

これは、その位置で機械的に何か負荷が
重くなる故障原因があるのだと思います。

ここから先は電気屋の仕事ではないので
担当者の方に連絡をして
機械屋さんに任せることにしました。

3.所感

このラジアルボール盤は、その後も
同じ理由で故障停止を繰り返しています。

機械修理をしても、完全に修理できない状態
のようです。
(ネジが緩んでいる?といっていました)

過負荷になるのですが、サーマルリレーが
設置されているのでモーターのコイルの
焼損は防げています。

(サーマルリレーについては
以下のページを参考ください。
→サーマルリレーとは何か

初期のコストはかかりますが
サーマルリレーはつけておいた方が
あらためて思います。

もしなかったら、この機械は何回
モーターのコイルを焼損させていたか。

(コイルの焼損については
以下のページを参考ください。
固定子コイルの故障)

修理代も大きく変わってきます。

たまに、サーマルリレーがトリップして
使いにくからといって、
設定電流を既存の値より上げて使う方がいます。

それはダメですよ。

それをして、モーターのコイルを
焼損させた例をいくつか知っています。

トリップする場合は
専門の方に相談してください。

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