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洗浄機の故障対応:電磁弁の短絡が原因

CKDの電磁弁:MONOTAROのHPより

食品会社の機械の
突発故障対応をしてきました。

1.故障内容

故障症状は洗浄機の
ブレーカーがおちることです。

(ブレーカーについては
以下のページを参考ください。
→ブレーカーとは)

別の業者さん(配管屋さん)が
電磁弁の交換をして試運転をしたところ、
ブレーカーがおちたとのことです。

(電磁弁については
以下のページを参考ください。
電磁弁とは)

CKDの電磁弁:MONOTAROのHPより

CKDの電磁弁:MONOTAROのHPより

2.やったこと

確かに、あるセレクタスイッチを入れると
洗浄機の制御盤内のブレーカーがすぐにおちます。

(セレクタスイッチについては
以下のページを参考ください。
セレクタスイッチとは)

セレクタスイッチ

セレクタスイッチ

(制御盤については
以下のページを参考ください。
制御盤とは)

シーケンス図(電気回路図)を見ると、
そのセレクタスイッチを入れると
電磁弁が動作する回路になっています。

(シーケンス図については
以下のページを参考ください。
シーケンス図とは)

電磁弁は2つあり、
1つだけ交換したようです。

交換した方の電磁弁は問題ないと考えて
交換していない方の電磁弁の
ソレノイドコイルへの電線を
試しに切って動かしてみました。

(ソレノイドコイルについては
以下のページを参考ください。
ソレノイドとは)

それでもブレーカーをおちます。

いろいろと調べていくと
交換した方の電磁弁のコイルが
なぜか短絡しています。

これが故障原因です。

なぜ、交換したばかりの電磁弁が
故障しているかというと、
この食品会社の担当者の方と業者さんとの間との
連絡に起因しています。

本来、交換しない方の電磁弁を
業者さんは交換して交換する方の
コイルが短絡故障いる電磁弁を
交換していないので
ブレーカーがおちていたのです。

どういった連絡があったかは私は知りませんが
業者さんは、本来交換しない方の電磁弁は
蒸気を吹き出すという不具合があることは
見ただけで分かるので、

交換する方は
こっちと思い交換したのでしょう。

準備している新品の電磁弁は
1台しかありません。

故障した電磁弁はコイルが
短絡しているだけなので
分解してコイルだけを交換して対応しました。

対応後の試運転ではブレーカーは
おちず正常動作しました。

3.所感

なぜ、蒸気を吹き出している電磁弁は
交換しないという判断をしたのかは
不明ですが

電気がある場所で蒸気があるのは
好ましくありません。

その他の短絡故障、漏電故障の原因に
なりかねませんから。

ある部品だけが原因での漏電なら
その部品を交換すればいいですが

蒸気などで全体的に絶縁抵抗が
下がったことが原因の場合は
全ての部品、電線を交換するわけに
いかないので、乾くのを待つしか
なくなります。

その間、仕事ができませんからね。。。

ドライヤーやスポットヒーターで
乾かしたこともあります。

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