KITOのホイストの
故障対応をしました。
1.故障内容
KITOのホイストの巻上巻下が動かない
という故障症状でした。
2.やったこと
実際に動作させてみると確かに
巻上巻下は動きません。
次に、制御BOXを開けて確認しました。
三相200Vの電源も入っています。
巻上巻下用の電磁接触器も
操作をすると動作します。
(電磁接触器については
以下のページを参考ください。
→電磁接触器とは、電磁開閉器とは何か)
しかし、三相モーターへの電流を
クランプメーターで測定すると
電流がまったく流れていません。
(三相モーターについては
以下のページを参考ください。
→三相誘導電動機(三相モーター)とは)
三相モーターのコイル抵抗を
アナログテスターで確認すると
断線と判断していい値でした。
故障原因は巻上用モーターの
コイル断線です。
修理方法としてコイルの巻き替えがありますが
4日ぐらい日数がかかる可能性があります。
しかし、このホイストは
すぐに使いたいとのことです。
このホイストは以前修理した時に、
メカニカルブレーキの制動力が弱く
定格荷重である2tを吊れないことが
分かっています。
そして、今回のコイル断線。。。
もう古いホイストですので、
これ以上修理しても
あまりメリットがありません。
丁度、私の会社にKITOの2.8tの中古ホイストが
ありましたのでのせかえることにしました。
このホイストは中古ですが
音もよくブレーキの効きもいいです。
写真は交換した2.8tのホイストです。
載せ替えは場所がいいので
作業がしやすかったです。
今回は、モーターが動作しない故障でした。
以下のページでモーターが動作しない時
疑うPOINTを書いていますので
ご参考ください。
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