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絶縁不良の小型モーターが原因の漏電故障の復旧

オリエンタルモーターのリバーシブルモーターとギアヘッド

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食品会社で小型モーターの
故障修理をしました。

1.故障症状

故障症状としては、
漏電遮断器がおちて工場の電気が全て
止まってしまったとのことです。

現地で調査をしましたが、
漏電遮断器はおちず故障は再現しません。

(漏電遮断器については
以下のページを参考ください。
→漏電遮断器とは)

2.やったこと

漏電遮断器の2次側をメガテスターで
絶縁測定しても絶縁抵抗は問題なく
漏電遮断器が作動しないレベルです。

その漏電遮断器は単三用ですので、
工場内の単相100Vか単相200Vの
電気製品が原因なのは分かりますが
今現在は問題がありません。

もしかすると、漏電遮断器は漏電ではなく
過負荷でおちた可能性もあります。

特に冬はストーブなどの暖房器具を
使うので過負荷でブレーカーが
おちるということはよくあります。

(ブレーカーについては
以下のページを参考ください。
→ブレーカーとは)

漏電遮断器は、漏電でおちると
漏電遮断器の凸ボタンが飛び出ます。

工場の漏電遮断器がおちたことを
確認した従業員の方に聞くと
凸ボタンはでていたとのことでした。

それでは過負荷ではなく
漏電が原因で漏電遮断器は
おちたことになります。

今はその電気機器を使ってない
だけかもしれません。

ですので、当時 使っていたと思われる
全ての電気機器や電気機械の
コンセントプラグをさしたり
ブレーカーをいれてもらいました。

すると漏電遮断器が漏電でおちました。

メガテスターで絶縁抵抗を測定すると
絶縁が悪く漏電遮断器はおちるレベルです。

次は、どの電気機械を動かした時に
おちたかを調査していくと

ある機械についている小さな
単相100Vの安全ブレーカーを入れると
漏電遮断器がおちることをつきとめました。

その安全ブレーカーの2次側に
接続したケーブルをたどると
小型のモーターへつながっています。

小型モーターの電源線をニッパで切り、
小型モーター単独にしてメガテスターで
絶縁抵抗を測定すると抵抗がかなり低いです。

この小型モーターが原因で間違いありません。

小型モーターはオリエンタルモーター
リバーシブルモーターです。

ギアヘッドをつけて減速しています。

オリエンタルモーターは有名であり、
今もバリバリで営業しているので
同じメーカーの代替え品で
修理することができますね。

調べると故障したリバーシブルモーターやギアヘッドと
同じ型名の製品はないので代替え品を注文しました。

多少取付寸法が違いましたが、
そこは加工して取り付けました。

写真は故障したオリエンタルモーターの
リバーシブルモーターとギアヘッド
そして、新品の代替え品です。

単相なのでコンデンサもついています。

オリエンタルモーターのリバーシブルモーターとギアヘッド

3.所感

電気故障は再現しないことも
多いです。

今回も最初は再現せず
様子を見ようかと思いましたが
当時の状況を再現することで
故障も再現し修理できました。

良かったです。

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