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リフトの電気故障修理:センサーの検出不良です。

リフトの
電気故障修理をしてきました。

1.故障内容

故障内容は
ボタンを押しても動きが悪いとのことです。
(電話で聞いているのでよくわかりません)

リフトは1階から3階まで
移動できるリフトでした。

1階の扉を閉めて、上階へ移動させるための
ボタンを押しても動作しないことが多い、

そして、何度も扉を開けたり閉めたりすると
動作するようになるとのことです。

このリフトは扉をしっかり閉じないと
動作できないような安全対策しているようです。

扉を開けて荷物の載せ下しを
している途中に、別階の人が
リフトを動作させたら大変危険です。

そういった安全対策です。

2.やったこと

こういった場合、扉が閉じたことを
検知するセンサーがあるものです。

探してみると、マイクロスイッチがあり
扉を閉じるとそのマイクロスイッチで
検出できるようにつくっています。

(マイクロスイッチについては
以下のページを参考ください。
マイクロスイッチとは)

マイクロスイッチのb接点を使って
操作回路の母線をきるようなシーケンス回路に
していると推測できます。

(b接点については
以下のページを参考ください。
b接点とは)

(操作回路については
以下のページを参考ください。
主回路と操作回路について)

テスターで導通を確認すると、
マイクロスイッチが故障している
可能性が高いです。

マイクロスイッチのアクチュエーターを
棒で押してやるとリフトは
動くようになります。

これで故障原因は
マイクロスイッチまわりで
あることは確かです。

ぱっと見た感じ

マイクロスイッチの取付位置や扉を閉じた時の
検出の仕方など 最初の工事自体が問題だと
思いましたが、
根本的に直すにはコストがかかります。

ですので、部品を交換して 今のやり方で
できるだけ同じ内容の故障が起きない方法を
考えることにしました。

取付位置が悪くメンテナンス性が悪い、
マイクロスイッチを苦労して外すと
アクチュエーターが曲がっています。

オムロンのマイクロスイッチですが
在庫があったのですぐに交換しました。

アクチュエーターが曲がり、
上手く接触しなくなったために
検出しないのです。

リフトの扉に取り付けてある
マイクロスイッチのアクチュエーターに
当てるドグを大きく当てやすいものに
変えて修理終了としました。

写真はアクチュエーターが
曲がったマイクロスイッチです。

3.所感

リフトはゴンドラを吊っている
ワイヤーの断線などで
よく落下事故がおきます。

この時にゴンドラに人間が乗っていると
大抵は死亡事故になっています。

このリフトは落下防止装置がついていたので
とりあえずは安心して作業ができました。

落下防止がついていないリフトの場合は
作業を断る業者もいますね。

私の会社でもできえば避けたいです。

リフトをつくった後で
落下防止装置をつけるとなると
余計なコストがかかります。

これから、
リフトを設置しようという方は
最初から落下防止装置をつけることを
強く薦めます。

リフトはあると便利ですが
使用には危険も伴いますので、
動作がおかしいなど異常の所見があれば
専門業者に点検をしてもらいましょう。

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