詳しくはコチラをクリック!

シーケンサのCPUの故障

三菱電機のシーケンサ

シーケンサで自動制御されたベンダーを修理しました。

付き合いのある商社からある鉄工所の管を曲げるベンダーの
修理依頼がきました。

単純な機械かと思い現地へ行くと結構大型の
複雑そうに動く機械でした。

その会社の何人かの運転士の方に状態を聞くと

機械本体に取り付けてある制御盤と機械を操作する
操作盤を接続しているケーブルを触ったら動くようになったことがある、
なので、電線が断線しかかってるのではないか?

ケーブルを触ったが動かない、ブレーカーを一回おとすと
動いた

など様々な意見がでました。

制御盤の中を見るとシーケンサが入っています。
シーケンサで自動制御している機械のようです。
シーケンサ本体を増設ユニットが2台入っています。

シーケンサとは思ってないのでパソコンは
持ってきていません。

とりあえず証言のあったケーブルから調べることに
しました。

運転士の方がいうに、本来、押せば動くはずの
ボタンがほとんど押しても動かないとのことです。

ですので、共通線を調べてみました。

電気回路図を見ながらシーケンサからの共通線の断線を何本か
調べましたが問題ありません。

操作盤と制御盤を接続するコネクタを抜いて摩耗やゴミを確認しましたが特に問題ないようです。
そして、再度 ブレーカーをいれて運転させても動作しません。

この機械は 最初に油圧起動のボタンを押して動かすようになってます。
工作機械なんかは油圧が起動しないと その後の動作はまったくできないような保護をかけて
いるものが多いです。
なので この機械も もしかしてと思い、油圧部分の電気回路をみて 電磁開閉器が動いているか
そしてその補助接点含め 問題ないかを確認しましたが問題ありません。

理屈は考えず制御盤と操作盤を接続するケーブルを調べるにしても
電線が100本以上あるので時間がかかりすぎます。

簡単に考えずじっくりと解析するよう方針転換したいですが
シーケンサの中のプログラムが分からないなー
と電気回路図をみていくと、最後にラダー図のコピーもいれてくれています。

これはありがたい、これならパソコンがなくてもラダー図だけは分かります。

もし本当に断線ならシーケンサから出力だけはされているはずです。

シーケンサ本体のランプが点灯していません。
つまり、断線ではありません。

入力センサー等の問題かもしれません。
あきらめてパソコンを取りに帰ってモニターモードで解析していると
増設ユニットのランプは2台とも1つも点灯していないことに
気が付きました。

調査をすると2台ともおかしいです。

シーケンサと増設ユニットを接続するケーブルが
問題を疑い、2本をふりかえてみてもかわりません。

ケーブルが2本 もしくは 増設ユニットが2台 一気に故障するよりも
シーケンサ本体のCPUが故障したと考えることが正しいです。

要はシーケンサ本体と増設ユニットの通信ができていないのです。
PC診断をします。
すると 増設ユニットと通信ができてないことを示すI/O構成エラー 1030 とPC/PP通信エラーが
本体のCPUが悪い可能性が高くなりました。
このまま 時間を過ごしてもいけないのでシーケンサを交換することにしました。

FX2Nシリーズは生産中止なので代替え品のFX3Uシリーズを交換することにします。
商社に ちょうど欲しい接点数や出力形式のシーケンサの在庫がありました。

しかし、今使っているFX2Nには アナログボリュームがついています。
FX2Nで使っているアナログボリュームをFX3Uでは使えません。

シーケンサはすぐにありますが、アナログボリュームは
三菱電機にも在庫がなく一か月かかるのとのことです。

このアナログボリュームはタイマーとして使っているようです。

運転士に聞くと、アナログボリュームは触ることはないとの
ことですので、既存のモニターモードで読み取り、
その値をプログラム内で固定することで対策しました。

新品のシーケンサに交換すると
見事に正常動作しました。

このシーケンサのCPUは壊れかけで電源をきってしばらくすると
動き始めるとかいう動作を繰り返していたようです。

この機械を見ると11年前の機械ですので シーケンサの寿命といえばそうかもしれませんね。

とにかく、いそいでいるようだったので 丸1日で確実に直ってよかったです。

写真は交換した故障したシーケンサです。

 

三菱電機のシーケンサ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

技術アップのWEBサイト



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です